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【安倍総理が2020年までに実現しようとしている憲法改正について思うところ】



安倍総理が2020年までにやりたがっている憲法改正ですが憲法はただの法律の親分ではなくて権力に縛りをかけて国民にとって都合の悪い法律や不利になる法律・迷惑をかける法律を作らせないようにする重要な役割があります。

それを立憲主義と言います。

私の世代は教室で立憲主義を教えられてきませんでした。

私は法学部出身なのですが私の世代の法律の教授は憲法9条の重要さと9条を守ることを第一優先にしていて立憲主義については教えない方針だったのでしょう。

「十七条の憲法は大きく解釈すれば憲法の一種と言えなくもないが少なくとも近代憲法ではない。近代憲法で無い物は憲法とは呼ばない。」と私は学生時代教わったことを記憶しています。

その際「立憲主義の立場を取らないものは憲法ではない。」と本来ならばはっきり教えなければならなかったのだと思いますが民主主義が全盛の時代では教室では立憲主義は敢えて持ち出さだす9条の平和理念だけ教える約束だったのでしょう。

そうやって不都合なこと避けて核心的な問題を先送りしてきたツケが今自民党が目指している憲法改正問題となって回ってきているとも言えます。

最近は立憲主義について教室でも教えるようになってきているそうですがそれは若い人だけで我々の様な世代には馴染みのない概念です。

憲法改正議論をする前に立憲主義の概念と重要性について憲法学者がメディアで呼びかけリベラル政党政治家も呼びかける必要があると思います。

小林節慶大教授によると自民党の特に世襲議員達は立憲主義を理解しようともしないそうです。

憲法を国民をしばる校則のようなものだと思っていると言います。

これは大変問題です。

大問題です。

自民党憲法改正派の主流となっているのは選挙対策に労力を取られない時間に余裕のある世襲議員ばかりだと言います。

世襲議員など安倍さんや麻生さんを見てもわかる通り実力の伴っていないお坊ちゃんばかりです。

私大をエスカレーターで上がった金持ちのお坊ちゃんばかりです。

東大、いやせめて早慶でも出ていればまだ別ですがそれ以外の世襲議員能力が高いはずがない。

そんな人達が憲法をいじろうとしているのです。

日本の大変な危機です。


こうなっては国民も憲法改正の議論をやらざる負えません。

その為の判断材料になる本を2冊推薦しておきます。

まず一冊↓

●『「憲法改正」の真実 (集英社新書) 樋口 陽一 』


↑この本はAmazonの憲法改正に関する本の中でも一番売れているベストセラーです。この本に自民党内で長年憲法改正を主導してきた小林節慶大教授に自民党改正派の憲法改正の意識の実態が暴露されています。内容は平易で普通の人にも理解できるように書かれています。とにかく面白いです。憲法学の権威である護憲派の樋口陽一東大教授と改憲派の代表である小林節慶大教授が共に自民党憲法改正の危険性について指摘している事実は重視しなくてはなりません。この本は憲法改正に関わざる負えないすべての日本国民が読むべき本です。新書で安いので是非購入して読んでください。


さらに2冊目↓

●『憲法改正に仕掛けられた4つのワナ 苫米地 英人 』


↑この本も興味深い本です。官僚が憲法改正草案に仕掛けた罠について考察されています。官僚とその官僚を背後で操るアメリカの罠を見抜いて憲法改正草案に仕込まれた毒をえり分けて摘出し修正出来るくらい頭が良く抜け目の無いしっかりした人間が総理をやらなくては憲法改正は失敗します。安倍さんや麻生さんに総理、副総理やらせていては官僚にころりと騙されて日本は滅ぶと思います。東大卒の官僚と互角以上に渡り合うには同じ東大卒でないと無理ではないかと思います。安倍さんや麻生さんレベルの人に憲法改正の先導をやらせていては日本は終わります。日本国民は共倒れになると思います。




憲法は法律の単なる親分ではなく国民が権力を縛り権力の暴走を防ぐ重要な役割があります。

それを立憲主義と言い立憲主義の立場を取らない物は憲法とは言わない。

憲法は権力の暴走から国民を守る国民にとっての最大の防波堤です。

まさに憲法は国の根幹であり要です。

そんな重要な憲法を改正の名の下に改悪しようとしている首謀者とその正体は何か?

それを日本国民はしっかり見極める必要があると思います。



なお2020年に憲法改正発議がなされて国民投票になった場合もし賛成すべきか反対すべきか迷っている場合の決断は簡単だと思います。

もし自民党の憲法改正に対して少しでも迷いやためらいや疑念や懸念があるならば逆に迷わず現状維持の立場を取り反対票を投票して護憲とすれば良いのです。

現行憲法のせいで人権や自由が侵害されて本当に苦しいとか困っているなどという人は今の日本にはほとんどいないはずです。

2020年に向けて憲法改正論議がなされようとしていますが実際今の日本国民は自分の日常生活を軸にして考えれば現行憲法で満足している人がほとんどだと思います。

ならばほんの少しでも迷いや懸念があるなら迷わず反対が正解です。

憲法改正の賛成か反対かで迷ったら逆に迷う必要はない。

迷ったら反対・護憲で良いのです。

迷ったら逆に迷わずに済む。

迷った=反対

これは便利な公式です。

今後2020年まで皆さんも色々安倍自民党が世間に議論を巻き起こして色々考えって迷ったりすることもあるかもしれません。

憲法改正議論の過程で迷うのは構いません。

安倍政権側の議員や言論人ももっともらしいことを言うでしょうから一般人が惑わされ迷うのは仕方ありません。

それに本来憲法改正は大いに迷い悩むべき議題だと思います。

でも投票行動では迷う必要はない。

迷った=反対

投票の場に際してはこの迷ったら迷わず反対の公式を思い出せば悩むことなく自分の中の正答が得られるでしょう。

安倍自民党の憲法改正に賛成票を投じて良いのは安倍自民党の改憲内容に頭の先からつま先までさらに髪の毛一本に至るまで100%賛成の人だけです。

賛成票を入れる資格があるのは自民党の改正案に一点の曇りなく100%賛同出来る人だけです。

賛成票を入れる資格があるのは自民党改正案に賛成票を投じても将来絶対後悔しないという強固な揺るぎない絶対的な信念を持つ人だけだと思います。

少しでも賛成票を投じることに躊躇する人は賛成票を投じるべきではありません。

自民党憲法改正案に100%の信仰を持つ人以外は賛成票を投じる資格はないと思います。

それ以外の人は反対票を投じ現状維持で良い。

憲法改正は試しに一度変えてみようなどという安易な考えで賛成票を投じるべきではないと考えます。

憲法改正は日本国民にとって極めて重大事ですので契約書にハンコを押す時の場面を思い起こして真剣に考えて決断すべきです。

一般庶民は契約書にハンコを押す時は十分慎重に考えて決断・行動するのにこと政治決断となると群集心理が働くのかメディアの情勢や国民の機運と言った勢いで行動しがちです。

でもそれではダメです。

特に憲法改正に関しては契約書にハンコを押す決断を迫らる場面を想像して自分の立場を良く考えて十分慎重に慎重を重ね熟慮に熟慮を重ねて行動すべきです。

迷った=反対

憲法改正の投票に際してはこの迷ったら迷わず反対の公式に則りましょう。


そうすれば憲法改正の投票に対して後で後悔することのない自分の心に忠実な決断が下せると思います。


最後に日本国と日本国民の幸せが守られることを祈ります。




※憲法改正の勉強に必要な書籍を以下に列挙します↓

(1)まず一冊目。憲法改正本の中でもナンバーワンの売り上げと圧倒的レビューの評価を誇る憲法学の権威である樋口陽一東大教授と小林節慶大教授の対談本↓

●『「憲法改正」の真実 (集英社新書) 樋口 陽一 』




(2)さらに2冊目。憲法改正に仕掛けられた罠についてさらに鋭く切り込んでいる苫米地英人氏の要注目の本↓

●『憲法改正に仕掛けられた4つのワナ 苫米地 英人 』



(3)更に憲法を参照する際に必要なポケット六法。
憲法はネットでも色々読めますが絶対記述に間違いがないとは断言できないので信頼できる参照本を手元に置いておくと良いでしょう。実績と信頼のある有斐閣がおススメ↓

●『ポケット六法 平成29年版 単行本 – 2016/9/23  山下 友信 (編集), 山口 厚 (編集) 』



(4)そして立憲主義について詳細に記述されている戦後最も重要な憲法学者である故・芦部信喜東大教授の大ベストセラー『憲法』。
憲法と立憲主義について本格的に勉強するにはこの本は避けられません。腰を据えてじっくり憲法学に取り組むなら是非この本を購入して読みましょう。↓

●『憲法 第六版 単行本 – 2015/3/6  芦部 信喜 (著), 高橋 和之 (その他) 』


読者の皆さんも時間的にも能力的にも金銭的にも限りがあると思うので今回は憲法改正について学ぶ上で最低限の書籍を紹介しました。

安倍総理が2020年までに憲法改正をすると宣言したことで今後更に注目すべき本が出版されるかもしれません。

その時は折を見て目立った本を紹介したいと思います。

皆さんもAmazonなどのサイトで憲法改正に関する本の売れ行きやレビューをマメにチェックしておくと良いでしょう。











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