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【新改訂版】【麻生ナチス発言の真意とその真の問題点に対する私の考察】


いささか時期を逃していますが麻生ナチス発言についての私の考えを表明します。


まず麻生ナチス発言の書き起こし(朝日新聞デジタル掲載の書き起こしの記事⇒  www.asahi.com/politics/update/0801/TKY201307310772.html  ※朝日新聞デジタルの記事は削除されていますのでこちらの書き起こしのブログを参考にしてください⇒ http://d.hatena.ne.jp/utopian20/20130801/p1)と麻生副総理兼財務大臣の肉声(⇒https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=dSQD8RPtOo8 )をそれぞれじっくりお読みになりお聞きになってください。






麻生副総理兼財務大臣(以下は副総理と記述します)は前半でナチスを悪と認識するナチスに否定的な発言をしており文章全体を読めば共産党が言っているような麻生副総理をナチス礼賛者と特定し決めつけることは不可能だと思います。麻生副総理の心の核心・本音までは分かりませんが少なくとも一連の麻生ナチス発言全体を取り上げてこの発言から麻生副総理をナチス礼賛者と特定し断定することは明らかに無理があるし間違いだと私は思います。そのような乱暴なレッテル貼りは客観的事実を歪めるだけなのでやめて貰いたいと思います。

ただ「あの手口、(=ナチスの手口に)学んだらどうかね?」の部分は世間では解釈が別れており「ナチスの手口に見習おう。」の意味に取る解釈と「ナチスの手口をよく学んで反面教師としナチスの二の舞にならないようにしよう。」の意味に取る解釈の二つの解釈に分かれており意見が対立し世間の混乱を招いています。

私は麻生副総理のこの発言の部分を「ナチスの手口に見習おう。」の意味に解釈します。この発言の部分を「ナチスの手口を学んで反面教師としナチスの二の舞にならないようにしよう。」と言う解釈をして喧伝している一部の評論家のその解釈の方こそ麻生副総理の真意を真逆に捻じ曲げている捏造解釈ではないでしょうか?そうした解釈を主張している評論家は皆自分の解釈が捏造と百も承知の上で麻生副総理を庇うための情報操作を目的としたデマプロパガンダを実行している自民党の御用評論家ではないかと私は疑ってしまいます。

麻生副総理は発言の前半でナチスを悪と認識してナチスに否定的な発言をしている一方で問題の箇所では「ナチスが国民に気づかれずに静かにこっそりナチス憲法を通した手口には見習うべきだ。」と言っているのだと私は麻生副総理の発言を自分なりに精査した結果解釈しています。

私の解釈に納得のいかない人は冒頭に掲載した一次ソースである麻生ナチス発言の書き起こしと麻生副総理の肉声を自民党側の評論家の二次ソースによる先入観を捨てて一度解釈を白紙に戻してからもう一度あらためて十分に精査し直してみてください。そうすればどちらの解釈が正しいか見えてくると思います。

麻生ナチス発言が世間の話題になった当初に自民党側の評論家による「麻生ナチス発言の問題の箇所の真意はナチスの手口をよく学んでナチスを反面教師にしてナチスの二の舞にならないようにせよだ。」という不可解な解釈を自民党側の情報操作を目的としたデマプロパガンダと見抜けず保守系ネットユーザーの多くが鵜呑みにして盲信し一時麻生ナチス発言のツイッターの世論が「ナチスを反面教師にせよ。」説にほぼ100%塗りつぶされ一方方向に雪崩を打って扇動され暴走する現象が起こりましたがこれは非常に危険な現象だと私の目には写りました。

この異常な現象は私に戦前の全体主義を想起させました。

保守系ネットユーザーには一次情報を十分に精査し適切な解釈を心がけ与党寄りの評論家による二次的情報による情報操作に惑わされて扇動されることがないように冷静かつ中立の判断を心がけるよう今後は注意して欲しいと思います。そうでないと世論を間違った方向に走らせ国民全体の判断まで狂わせることになりかねません。与党側の評論家による解説を自民党側の情報操作を目的としたデマプロパガンダと見抜けず鵜呑みにして暴走し狂騒を演じてデマに加担した多くの保守系ネットユーザーには十分な反省を求めます。

我々保守系ネットユーザーは目覚めた真の日本国民として日本の政治の主役を目指し日本の政治世論をリードしていかなければなりません。与党の政治家の見え見えの嘘の釈明や与党寄りの評論家のデマプロパガンダに引っかかり鵜呑みにして盲信し扇動されているようではいけません。保守系ネットユーザーは目覚めた真の日本国民を目指して目標を高く持って歩を進めていかなければなりません。それには政治家の嘘を見抜き政治家の腹の中を読んで政治家の裏をかくべく注意深く慎重な行動を取る必要があります。少なくともそれを目指していくべきです。保守系ネットユーザーはどうかもっと意識を高めるよう努力してください。

麻生副総理の発言全体は事実誤認が多く実際はナチスは決して静かにではなくナチス党の党首であるヒトラー自らプロパガンダとして大々的に演説を行い宣伝相のゲッペルスを使ってガンガン宣伝をし大衆を煽り熱狂させ洗脳し支持を取り付けて大衆共々大騒ぎをしながら狂騒を演じて反対派の共産党議員に国会議事堂への放火の冤罪を被せて逮捕して追放し全権委任法を手に入れてワイマール憲法を事実上失効させたと聞いています。ナチスはナチス憲法と呼ぶような独自の憲法を制定した事実はなく(麻生副総理は全権委任法をナチス憲法と呼んでいるのだろうか?だとしたら全権委任法は憲法ではなく法律なので事実誤認。)現実にはドイツ国民の熱狂的な支持を背景に不当な工作及び非合法的手段を用いて議会を掌握し全件委任法を成立させてそれによって独裁権力を手に入れてワイマール憲法を実質上無効化したことが歴史上の事実です。(このサイトに京都大学の池田浩士名誉教授が麻生副総理の歴史認識の誤りを指摘している記事が載っています⇒http://www.miyadai.com/index.php?itemid=1008
またWikipediaでも正確な歴史知識を確認できます⇒http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%83%81%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84 )

ただ麻生副総理の脳内ではナチスは国民に気づかれないように静かにこっそりとナチス憲法を通したことになっており麻生副総理の脳内での架空のナチス像を麻生副総理は例示として上げたのだと思います。麻生副総理はご自分の脳内で妄想した架空のナチスの架空の事実である「国民に気づかれずに静かにこっそりとワイマール憲法をナチス憲法に改正して成立させた手口。」に見習うべきだと言っているのだと思います。

問題は麻生副総理が国民に気づかれずにこっそり自民党の作った改正憲法を通したいと言っていることでありこれに私は国民として警戒感を呼び覚まされています。これは麻生副総理の意識だけではなく自民党全体の意識だと推測するからです。

改正憲法を国民に気づかれずに静かにコッソリ通したいのは麻生副総理の意識だけでなく自民党全体の共通意識になっているから小心者の麻生副総理の気が大きくなり「あの手口、学んだらどうかね(=ナチスの手口に見習ったらどうかね)。」という発言が本音としてポロっと出たのだと思うのです。他の自民党議員が絶対口に出さないことを麻生副総理が正直者であることからうっかり本音の言葉として漏らしたのだと私は思います。

他の自民党議員も口には出さずとも心の内では麻生副総理と同じで改正憲法を国民に気づかれずに静かにコッソリ通したいのが本音なのだと思います。

それと麻生副総理は例の部分でわざと発言の前半と論旨を逆転させるコメディアンの話法的ヒネリを加えることで聴衆に対して受けを狙っている意図があると思います。

確かに小学校の国語のテストでは本文全体の整合性が取れる解釈をしないと点がもらえないのかもしれませんがこの麻生ナチス発言は生身の政治家が原稿なしに即興でしゃべったことによる変則的な文脈なのです。小学校の国語の解き方ではこのようなぶっつけ本番で思いつくままにしゃべった政治家の生の言説を解き切ることはできないと思います。そのような初歩的な紋切り型の解釈法が通用しない場面に遭遇したのが今回の麻生ナチス発言だと思います。型にはまった小学校のセオリー通りの解釈法では麻生副総理のライブ感覚のひねりの効いたジョークが理解できないし麻生ナチス発言のその面白さの醍醐味が理解できないのです。我々は型通りの文章の解釈法の他にこのような原稿無しのライブ演説において即興でしゃべった変則的な文脈の悪文にも対応し解釈出来る応用力を身に着けておかないと政治家の生の発言の真意を読み解くことはできないと理解すべきでしょう。
(ちなみに大学受験式の国語の分析方法を試みているブログがあるので参考までに紹介しておきます⇒http://nabeteru.seesaa.net/article/370956778.html ※さすがに大学受験のきめの細かい国語の分析法なら麻生副総理の真意をつかむことが可能なようです。 )

麻生副総理は問題の個所で本音を発露すると同時に論旨を逆転させることでジョーク的な要素を含ませて聴衆の受けを狙ったのだと思います。最初からこの「ナチスに学んだらどうかね?=ナチスに見習ったらどうかね?」が言いたいがために話全体を設計しているのだと私は思います。

前半で世間一般のナチスに否定的な話をしておいて問題の個所では論旨を逆転させてナチスを肯定するというコメディアンの話法的ヒネリを加えることで聴衆の受けを狙ったのだと思います。

この麻生ナチス発言は麻生副総理のサービス精神の発揮だと思います。

聴衆も笑ったのはそのためだと思います。確かにジョークとしてはとても面白いですから。

要するに麻生副総理はナチスの存在自体は(少なくとも建前としては)悪と認識しているがワイマール憲法を国民に知られずにコッソリとナチス憲法(全権委任法のことか?)に改正した方法には今の日本の憲法改正問題に際して自民党議員及び副総理として学ぶべきものがあると言っているのでしょう。麻生副総理は「自民党や自民党支持者、憲法改正派はもう少しナチスを見習って静かに国民に知られずにコッソリ憲法を改正したらどうか?」と言っているのだと思います。少なくとも自分はそう解釈します。

麻生副総理は憎めない人ですが発言のその真意においては国民は深いところで危険性を認識しなければなりません。

騒動のタネとなった麻生ナチス発言はその自民党の国民に気づかれずに静かにコッソリ改正憲法を通したいという意識が真の問題点であり国民が警戒すべき点なのです。

国民に気づかれずにコッソリ通したい改正憲法には何か国民にとって都合の悪い物が潜んでいるのではないかと懸念するからです。思いすごしならいいのですが自民党全体が国民に気づかれずにコッソリ通したいと思っているらしい改正憲法には保守を自認する層もやはり国民の立場としては一定の警戒心を保持するのが賢明だと思うのです。

マスコミや国民には自民党の改正憲法を静かにコッソリ通させたりせずにむしろ大騒ぎして大々的に議論の俎上に乗せ徹底的に解剖し問題点を洗い出して国民的な議論をしっかりやって問題点をすべて精査して明らかにした上で大局を見据えて総合的な判断をし日本国民全員で悔いのない決断をして欲しいと思います。


※自民党の憲法改正草案の問題点をまとめたサイトがあるので紹介しておきます⇒(日本国憲法改悪草案 日本の未来にふさわしくない 憲法改悪阻止を今こそ:
http://www.geocities.jp/le_grand_concierge2/_geo_contents_/JaakuAmerika2/Jiminkenpo2012.htm


皆さんも上記のサイト等で自民党の憲法改正草案をよく研究してください。



社会学者の宮台真司さんも麻生ナチス発言に対して私とほぼ同じ解釈をしており同趣旨の見解を述べています。










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